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家づくりコラム

日建ホームが生まれるまで

2020.06.05 カテゴリ:

なぜ、工務店をやろうと思われたのですか?

 私の家は父親が大工で小さい時から父の姿を見て育ちました。大工といっても田舎の大工ですから、皮のついた材木がそこらへんに転がっていたりする状況で、みんなで松の木の皮を剝くのを手伝いながら、父親の仕事を理解していきました。

 そういう中で自分も父親のようにのこぎりとか鉋とかノミとかを使ってそれで家を建てることになるのかな…とおぼろげながら感じていました。

家業を継ぐという選択肢はなかったのですか?

 私の兄が家を継ぐことになりましたので、私は家を出て違う場所で工務店を立ち上げることにしたのです。

渡辺和子さんの言葉に「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がありますが、どんなところでも一生懸命やればいい。その場所、その風土、そしてその家族にあった家づくりを一生懸命やればいいと思い、家業を継がなくとも、故郷で工務店を興さなくてもいいと考えたのです。

幸い、この我孫子でいろいろな方とご縁を結ぶことができ、ご恩返しの意味も込めて、そんなみなさんの家づくりができたらと、ここ我孫子で工務店を興すことにしました。

日建ホームを興す前は、どこで働いていたのでしょうか?

現場写真

 独立する前はいろいろな建築会社で勉強してまいりました。地場の工務店もあればビルやマンションを作る建築会社もありました。

工務店を興す直前はハウスメーカーでも仕事をしておりましたが、そのハウスメーカーでは利益優先で家づくりをしていたというか、会社のために働かされていたのが正直なところでした。家づくりは規格化され、効率重視でなるべくたくさんの家を建てることが求められたのです。日々そんな仕事をするなかで、田舎で自分の父親がしていたように、お客様とお話ししながら、そのお客様のために一棟一棟ていねいに家を作る…そんな家づくりをしたいいう想いが、さらに強くなりました。

 そこで、そうしたハウスメーカーと一線を画した、お客様の声を直に聴きながらお客様目線で作る家づくりをするために、この日建ホームを、この縁のあった我孫子で立ち上げることにしたのです。


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